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2000/7/11-7/20の苦悩



7/20

今日は彼女が家族会議(笑)で出て行ってるので、昼間はうちでだらっとする。

夕方から浴衣を着て知り合いの店に。中部地方の日本酒を頂いて、さらに明日は会社なのになぜか二次会で浅草の屋台のおでん屋にいる自分を見つけて呆然とする。さらにさらに3次会に行ってしまってへろへろっす。先週は風邪でおとなしくしてた反動か?今週はなんかよく飲んでる感じ。浴衣はいいね。



7/19

大阪は暑かった。今日は朝の9時から夕方の5時まで延々と悩み深き会社とカウンセリングもとい打ち合わせ。結論:「とにかくやれ!止まるな!動け!よみがえれ!」

帰りに大阪駅でちょっとめしをくいながらビールと焼酎を軽く。新幹線の中で食べたタンスモークはおいしかった。9時過ぎに東京駅についたんだが、ちょっと不吉な予感がしたので会社に寄ってみる。やはり不吉なメールが届いていた。とりあえずそのメールを5人に転送して一安心、って不幸の手紙ではない。社内関係者4人に転送し、差出人には詫びを入れたのだ。まあ明日は休みなのでどっちにせよ対応は金曜日だな。開き直ろー。

昨日の地域情報インフラについてちょっとお金の話を。例えばこういう情報が充実してるところはインフラの整備が進んでいるわけだから、地価評価額があがったって不思議ではない。ということは例えばJRとか私鉄なんかがこういうインフラのための設備、例えばASPのようなものを提供してはどうか?そうすりゃ沿線地価も上がってうれしいだろう。

で、この地域情報インフラサイトの運営方針は完全にオープンにする。誰が何したってオッケーってやつだ。セキュリティを高めたければ住民が勝手にやればいい。やりたくなけらばやらなきゃいい。地域住民には無料でアカウントを発行して、無料のディスクスペースを与えるなんてのもいい。システムの基本はBBSになるのかな。荒らしの格好の餌食になること確実だが、トイレの落書き程度に思えれば別にいいんじゃなかろーか。そりゃまあボランティアでそういうのを逐一排除してくれる奇特な人が現れてくれるのを期待する向きもあるが、どちらかといえばそういう人がシスオペっぽくなるのはこれまた問題のような気もする。ようは利用者全員がある程度の諦めというか寛容、妥協の精神で持って付き合っていけばいいんじゃないかな。とにかく充実した検索機能さえつけとけば、あほな書き込みは実質的に意味をなさなくなると思うし。

あとはジャンルだな。これもなんか規範を示したり、基本のカテゴリーを作ったりせずに自然発生的に徐々に固まっていくのを待つのが一番いい方法のような気がする。とりあえずコミュニティの中での情報共有が大前提だから、好きなようにすればいいと思うのだ。盛り上がらない地域があれば、それはその地域の住民の選択だし。まあ、なんかの踏み絵になったりする危険性がないわけではないけど、メリットを考えれば無視できる範囲のデメリットなのかな。

デジタル・デバイドはどうする?「しったこっちゃねーや!」ではすまされないのかなあ・・・。まあやりたけりゃ自治体が面倒みればいい話よね。補助金付けたりすればいいんじゃないの?下水道普及をやった時みたいにさ。ITリテラシーは公立小中学校で教えるんだろうな。地域ポータルと学区制との整合性がある程度とれるんなら親和性も高いだろうし。学校内にもASPを置いてもいいかな。というか地域の学校をデータセンターにするってな話でもいいかも。運用も生徒たちにまかせちゃえ。24時間運用の時は、中学校の3年生が持ち回りだ。夏休みかなんかにはサーバのメンテナンスを全校挙げてやると。その際にはついでに学校で合宿でもして、キャンプファイヤーのひとつもやってくれ。

当初は地域の駅をデータセンターにするのがいいかなと思っていたが気が変わった。ま、駅の場合は24時間対応がしやすいのと、電源とかケーブルとかが近くにあるからいいかなって程度の思い付きだからまあいいか。(ってこれも十分思い付きの域をでてないけどさ)。

てなことを考えてると、「サイバー国境」なるものを考えている人たちも。うーん、地域性ってやつがインターネット上である程度の意味を持つようになってきているのかも。

高木文堂はもうそろそろ無視することにした。あ、でも一言。この人って対立軸を導入するのがすげーへたくそ。前回の「理念国家」と「民族国家」といい、今回の「都市型」と「農村型」といい(これも途中から「タックスペイヤー」と「タックスコンシューマー」にすりかわってるし)、最初に導入した対立軸が結論部分では成立してない。ではなんでそんな単純でミスリーディングな二項対立を導入するんだろう?書いてる途中でわかんなくなっちゃうのかな?で、それってやっぱりバカってこと(笑)?・・・はっ!やはり相手にしてしまった。いかんいかん。



7/18

今日は夜から大阪入り。前回はなぜかひどいことになってしまったので、今回はおとなしく。病み上がりだし。

現在、Lawrence Lessig「CODE: and Other Law of Cyberspase」一冊に神経を集中しているので他の本が読めない。ようやっと1/4ほどを読み終えたところなので、読み終わるまでには少なくとも今週いっぱいはかかるだろうなあ。一日30ページくらいが限度だしなあ。ううみゅ、英語はやはりスピードが落ちる。こんな事ではいかんなあ。

今日は夕方に社内でワインとビールを飲みながらてきとーに与太話をするという、まあ小学校で言えば遠足のような行事があったので、ただで酒が飲めるのなら出るかということでちょっと参加。たいしたこともないワインを飲みながらCC○Iの担当の人と話をする。ネットの地域性について聞いてみたんだがなんかたいして満足する答えは返ってこない(ってこれ読んでるらしいからあんまり書くなよ>俺)。地域性って僕はネットとは本来相反する概念ではないかと思っている節があって、緑園都市でやってるような実験ってかなりネガティブに見てる。ボーダレス・匿名性っていうのが「地域性」とどのように絡むのか、というのが僕にはどうも理解できなかったのだ。

で、今日話を聞いてみると、やはり匿名性・ボーダレスって性格は消えるようだ。ようは、ネットという多少融通の利くメディアを利用することで、古き良きコミュニティの再生が期待できるってあたりが緑園都市なんかのプロジェクトの結論らしい。「古き良きコミュニティ」っていうのは、まあようは井戸端会議があって、近所の寄り合いがあって、他人の子供が悪さをしてたら地域全体で監視する(これを文部省は「地域教育力」と呼んでいるらしいが)、地場の旨い店の情報共有をするってな感じの共同体ってこと。

別にこれ自体を否定するつもりは全くない。過去のある時点で解体された地域コミュニティが何らかの形で復活することは別に悪いことではない。特に、ある程度接続をコントロールできる形でコミュニティの運営がなされるのであれば、ある意味「パレート改善」されたといってもいいかもしれない(ただし、典型的な意味での「デジタル・デバイド」の発生は不可避だと思うけど)。でも、この手の地域ポータルってのはやはり単なる情報提供のためのメディアにすぎないことも事実。このメディア上で住民たち(というかその地域住民でこのポータルに接続可能な人たち)が何らかの意志決定を行うようなことはないらしい。唯一の意志決定が「サイトの名前」を投票で決めることだったくらいだっていうから、まあ推して知るべし。目に見えて新しいことが起きる可能性ってのはあまりないってことだ。

でもこの手の話をしているうちに一つ思いつくことがあった。それは地域ポータル上にアップされるその地域の細かい情報を「公共財」と見なしたらどうなるかってこと。ここでいってる「地域の細かい情報」ってのは例えば「あそこの病院はいい」とか、「あそこの保育所はあまり評判が良くない」とか、「ここの周辺は実はよく渋滞する」とかってな地域の人でしか知り得ない情報のこと。こういう情報が満載されてるサイトがあればどうか?

確かにこれは地域の住民にとってみればそんなに価値を持たないって可能性もある(でも、僕は今住んでるところのこういう情報があれば結構重宝するかもって気もする)。でも、たとえば今度その地域に引っ越すことを考えている人にとっては結構な価値を持つかもしれない。例えばある人がハウスケミカルアレルギーの子供を持っているとしよう。そういう時に、その手のことに気を使ってくれる公立小学校の情報の有無が掲載されていたりしたらどうだろう?アレルギー専門医が近くにいるって事がわかったらどうだろう?これってかなりすごいマーケティング(って言葉が適当でないのは重々承知してるけど)になるんじゃないか。

マーケティングって言葉がアレなら、「インフラが充実してる」って言い方はどうか?公共財っていうくらいだからこっちのほうが近いかな。インフラっていうと道路とか公民館とか下水道とかを想像しがちで、これって公共の仕事だと思いがちだけど、例えば住民しか知り得ない情報を、外部の人向け(いや、とーぜん内部の人向けでもいいんだ)にきちんと伝えることができるメディア環境が整ってることって、高度なインフラ整備だとおもう。「あそこはすげー情報インフラが整ってるから、引っ越した直後からすぐに地域になじめるんだ」ってな話が生まれる余地は十分にあるとおもうんだ。

で、インフラとか公共施設っていうと、すぐ「フリーライダーはどうする」って議論があるだろうけど、そこは無視してもいいくらいの負担になるような気もしている。僕らはネットに接続するとなぜか情報発信をしたくてうずうずしていないかってことがその理由。みんなに情報発信の権利を与えてあげて、さらにうまいことインセンティブをつけてあげれば地域の情報なんてすぐに集まるような気がする。匿名性の担保とかってのはある意味副次的な問題にすぎなくなるかもしれない。住民の情報発信こそが次世代のインフラとなる日もそう遠くないのかもしれない。



7/17

会社に対する嫌気が臨界点に達しつつある。どう利用してやろうかしか考えられなくなってきた。いかんな。

こういうことをする前にやることがいっぱいあるのではないの?まずは小学校、中学校あたりで全員がキーボードを使えるように教育することとかのほうが急務なのでは?i-modeなんてたんなるおもちゃにすぎんよ。i-modeにはもうちょっと期待してたんだが、偏狭で官僚主義のDoCoMo一社が検閲を行使するようなクローズドなネットワークがなんか意味を持つことは絶対にありえない。だいたい公式サイトってリンクすらやっちゃいけないなんて信じられない。たいたいDoCoMoはなんであんなに儲けが出てるんだ?ちゃんと監督してんの、郵政省?

NTTももっと接続料下げろよ。つなぎっぱなしにしてくれるような方向で議論をして欲しいのよ。地域と長距離をどうするとかいってないでさ。



7/16

昨日の酒がちょっと残っているのか、だらだらと家の中ですごす。夜は一応皆既月食を見た。なんか思ったほどの感動はなかったなあ。

夜中、NHKで沖縄のエイサーの番組の再放送にぶちあたる。あああ、ビデオとっとくんだったああ。前回見た時は酔っ払って深夜に帰ってきた時にやってて、いきなりトランス状態になったんだよなあ。あのリズム感、なんともいえん。いくか?



7/15

とあるMLが「IT戦略会議」のあほさ加減をめぐってひさびさに爆発。かなり有意義な議論があって面白い。その関連でOECDのサイトをいろいろと見て回ったら結構いい収穫があって満足。

知り合いのバーテンダーと飲みにいく。たいしたこともなく終わる。



7/14

ようやっと復活。でもまだまだ本調子ではないな。

最近なぜかいろんなところで聞く「IT革命」。でも、IT革命ってなんかうちでの小槌みたいに扱われてるけど、絶対にそんな甘っちょろいモノではないと思う。OECDの報告にもあったけど(拙訳)、IT投資だけやったところで伸びるのはPC産業だけで、結局は産業の変化に合わせて不採算セクターから成長セクターに人的資源を再配分しないと、経済全体は成長しないってことだ。

日本を見ると、どう見ても今の公共投資の延長線上でしか「IT投資」ってものをみてないんじゃねーか?アメリカのシリコンバレーがあんだけ活況になったのは、実は軍事産業の衰退と、IBMの衰退があったおかげだといわれることがある。どちらも80年代前半までは花形産業だったのよね。でも、軍縮とダウンサイジングの影響で、これらの花形産業はあっというまに衰退産業になってしまった。こういった衰退産業の優秀な頭脳が外部に流出したからこそ、シリコンバレーで新しいダイナミズムが生まれたのだ。これらの衰退産業が国の補助金だのなんだのでだらだらと生き延びてもたいしていいことはない。とっとと引導を渡して優秀な頭脳を外部の伸びる産業に振り向けるべきだ。

じゃあ日本の衰退産業ってなんだろう?まずは金融だな。これはもうどうしようもないレベルにきてる。楽天じゃないけど、金融機関の優秀な人材はこれからどんどん外部に出ていくだろう。あ、別に外部じゃなくてもいいな。外資系金融でもいいんだ。同じ国の中にありながら、外資系金融機関と日系金融機関は全く別のセクターと考えたほうがいい(笑)。でも外資だらけになったらリテールはどうするかだって?そんなの郵貯にでもまかせときゃいいじゃん。非効率も国営ならまだ許せるよ。だいたい民間が金利で郵貯に負けてどうする(笑)。いやとーぜん財投の不良債権とかってな話はあるから早晩郵貯も破綻するんだろうけど、みんながそれを負担するんであればしょうがないじゃん。高い金利をもらってたつけだよ。それに60兆円もの公的資金がつぎ込まれた民間セクターが偉そうに「民業圧迫」なんて言えた義理じゃないわよ。

重電分野とかもそうだろうな。東芝とかどうするつもりなんだろう?このセクターは生産性があまり伸びていない上に、国内の需要が一巡しちゃったいまとなっては、外に討って出るしかないんだけど、車とか家電の生産性に見合った為替水準が定着しちゃってるいまの外部環境では外に討って出ることも不可能になっちゃったしね。エネルギー産業も似たようなもんだな。

あと一つ。これは産業といっていいのかどうかわかんないけど、霞ヶ関も衰退産業だと思う。もうすでに官僚を目指す東大法学部の学生は激減してる(もしくは質が落ちてる)らしいし、既に政策的にも民間をリードするだけのものは打ち出せずにいる。だいたい、技術がもうまったくちんぷんかんぷんになっちゃってるし。これは通信行政をやってる郵政省でもそうだし、通産省もまたしかりだ。ちゃんと技術観に裏打ちされた意見を言える人ってのはホントに少ない。それが民間にいったら大化けするかといわれるとこまるんだが、少なくとも彼らの才能を必要としているところはいっぱいある。決して技術がすべてではないんだし。

パソコンとかを配ったってだめだし、ましてはおもちゃみたいなi-modeで浮かれててもしょーがない。「IT革命」っつーのはアメリカが経験したダウンサイジングやリストラという厳しい過程を甘いオブラートで包んだだけ。そのオブラートだけを飲んだところで何もおきんよ。

なぜか小室直樹と田中直毅を混同している自分を発見。いや、まったく生活に影響はないんだけど。



7/13

今日も風邪で会社をおやすみ。なんか薬を飲んだら頭がぼーっとして何も考えられない。だらだらと寝たり起きたりを繰り返して一日が終わる。某所に影響されてRegainとリポビタンDを飲んでみる。



7/12

風邪をひいておうちで静養。うちにいるとネットに常時接続というわけにはいかないので、なかなか仕事がはかどる。うーみゅ、最近ネット猿になっていたのかも。



7/11

風邪気味。

社内でにゅうえこのみいの説明。まあまあ好評。とはいえ、あの程度の話じゃどうもなあ。役員のおじさんもなぜか参加していてどうしたものか。内容はまあありきたりのにゅうえこのみい批判。でも、にゅうえこのみいを「聞いたことがある」のがたった一人しかいないっつーのはやばいんでないの?タカギブンドウネタを使おうかと思ったが、このサイトの存在が社内でばれるのも物憂いのでやめといた。




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